こちら、晴天の秋が続いています。
最近コニーのお世話で家にじっとしているのがほとんどの私ですが、 今日は息子にコニーをまかせて 久しぶりに娘と二人で出掛けてきました。
リノから30~40分ほど南東にくねくねとした道をドライブしていくと 西部開拓時代の街並みが色濃く残るVirginia City(バージニア シティ)があります。
1850年後半、このバージニアシティで金鉱が発見されたため この町はゴールドラッシュに沸き返り、一攫千金を求めてたくさんの人々が押しかけました。
その頃は金や銀の産出が栄え、3万人以上の人が住んでいたそうです。
しかしながら1898年には、地下深く掘られた銀鉱で次々と毒性のある湯が吹き出し、銀の採掘が不可能になります。
株価は暴落し、かつて億万長者として威張っていた多くの市民が一転路頭に迷い、もともと不便な土地柄なので資材の供給が途絶えがちになると、商店、酒場、ホテルは次々と店を閉じ、採鉱者は当然のごとく、次の土地を求めて街を去るようになります。
短い間ながらも栄華を極めたバージニアシティは、ゴーストタウンと化してしまいますが 人口が1,500人となってしまった現在でも バージニア・シティは、昔さながらの様子が維持されており 街に往年から残されているたくさんの建物を活用して 観光を主な産業として ゴーストタウンを売り物に落ち着いています。
今でも 昔の学校やオペラハウスなど見学できるんですよ。
馬車。
昔ながらの商店街のボードウォーク。。。ちょっと古すぎて足元を見ながら歩かないとちょっと危ないかも。
St. Mary's Church (セント・メリーズ教会)
The Adventures of Tom Sawyer (トム・ソーヤーの冒険)やAdventures of Huckleberry Finn (ハックルベリー・フィンの冒険)の著者として名の知れた Mark Twain(マーク・トウェイン)。。。(本名はSamuel Langhorne Clemens(サミュエル・ラングホーン・クレメンズ)も若くして ゴールドラッシュで一儲けしようとこの地に引っ越してきた人の一人。
しかし彼は 金、銀鉱労働が性に合わないと、この地のテリトリアル・エンタープライズという新聞社で記者として働き始めたところ、ユーモアの文体が認められ、彼は次第に読者の人気を得るようになりました。
この頃から 彼はマーク・トウェインというペンネームを使い始めたようです。
この新聞社、今は無いものの、彼が使っていた机や道具は 今もそのままマーク・トウェイン博物館として残されています。
この日、まずは早くからオープンしていたサルーンで軽い朝食を。
昔のウェスターン映画に出てくる酒屋そのもの。。。ちょっぴり暗いけど 雰囲気は楽しめました。
甘そ~なキャンディが所狭しと。。。
アンティークショップもかなりあります。
この街、実は 幽霊が出るという噂が多いのです。夜は歩きたくないなぁ。。。